声門閉鎖が強く地声のみで歌っていたVocalistさんへの処方箋
2021.10.11
先週のレッスンから今日のレッスンでずいぶん声が軽くなっていました。
そして、なんとG5(上のソ)まで本日出たのです!
ご本人もびっくりしてました。
高い音は、声帯の振動数をあげねばならないので、声門閉鎖が強いと出ないのです。
なので正門閉鎖の強い地声では高い音が出にくい。
裏声強化です。
何をやったかというと「声門閉鎖の度合いと声の違い」を意識してもらうレッスンをしました。
軽いホでオクターブグリッサンド下降をやります。
真ん中のラから下のラをつなげるように ホ で音の階段がないように滑り台を降りるように落としていきます。
声門閉鎖の強い方は、下の音が近づくと急にズンと音が重くなるところがあるはず。
そこをあえて声帯ひっつけないぞぉと意識しながら落としていくのです。
真ん中のラからら半音づつあげていってください。
高い音も声門閉鎖しないように裏声にしてください。
したの方ができるようになっていれば、ちょっと意識すればできます。
彼女の場合、いけるわと私が判断して、どんどんあげていきました。
ご本人は声帯を操ることに必死で、なんの音を出しているかなんてわかってなくて気づいたらG5が出たー!となったわけでした。
下の方で声門を閉じてしまった声のサンプル
下の方でも声門をあけたままの声のサンプル
何か質問あれば、Lineからどうぞ。文字で答えられる範囲ならお答えします。