テーマ:母音と子音の舌の位置
2023.01.8
今日の生徒さん
子音N/Kなどの舌を口蓋につける音が苦手
nAnInUnEnO、kAkIkUkEkOの歌詞が出てくると、その音だけでなくその後も声が出なくなってしまうのです
その生徒さんの場合は、舌を上にあげる時に喉頭が一緒に上がってしまって声帯の振動を止めてしまうのです。
その中でも母音がUとIに症状が強くでてしまう
kuとkiとnuとno
なぜか?
UとIは高舌母音といって、舌を口蓋に近いところまで持ち上げて出す母音だから。
そうなんです。
子音のK・Nも舌をあげる、母音のU・Iも舌をあげる
両方とも舌をあげるので、喉頭があがってギューっと力が入って声帯振動を阻んでしまう。逃げ場のない状態。
対策レッスンは.....(Kuだけで説明しますね)
1、まずは喉頭があがらないようにする
できなくっても、そのつもりになってればいつかできるW
2、無声音でkAkIkUkEkOを発声してKが楽にだせる舌の形を確認
3、母音AIUEOのうち舌が下がりやすいものをさがす
Eが楽だったので、E
その時の舌の位置を確認してもらう
4、さあ発声しましょう
2でやったKのポジションと 3でやったEのポジションを維持してドミソの練習(キーあげていきます)
5、次は苦手なkU
4でやった子音Kのポジションは守りつつ、母音はEのポジションとUの間くらいでギリUよりの範囲までもっていく
ギューとリキまないところまで徐々に
「いい感じよおおお!
いい感じになってきた!
さっきより出やすくなったでしょう?」
重要なのは、いつも言ってるのだけど、自分がどういう動作をしているかを知ること。
で、癖をはずして理想形に近づけることよ
「できなくな〜〜〜い」
やってりゃできるようになーる。
頑張って
#ボイストレーニング、#ボイトレ、#高音発声、#母音、#子音